Kirameki Art Festival
ホーム | 朝倉彫塑館_キュレーター_アーティスト
6/ 感應寺 境内
無料会場
会期: 2/10(土) ~ 2/25(日)
休館日: 2/15(木)、22(木)
開場時間: 9:30~16:00
住所: 東京都台東区谷中6丁目2−4
会場について
参加作家(漫画家)の小倉孝俊の生まれ育った寺院。森織部義安が開基、弘法寺十世日感上人が開山し、慶長元年(1596)神田に創建、明暦の大火後、当地に移転したといわれている。小倉孝俊がアートに対して寛容なこともあり、本芸術祭以前にもアーティストのパフォーマンスなどが行われたことがある。
『出窓で待つ』
父が死んでもう2年になるが、父の骨は未だに私の部屋の出窓に置かれている。お寺に連絡しなさいと叔母たちに言われていたが、億劫なのと手放すのが惜しい気持ちがあってそのままになってしまった。出窓にはお線香やキャンドルや写真の他に、石や小さな作品などが置かれていて一つのインスタレーションのようになっている。父の骨壺が入った桐箱はじゃがいもの芽を鑑賞するための展示台になっている。紫色の芽が生えたじゃがいもは腐って桐箱に染みをつくり、今ではカリカリに干からびて、周りには小蝿の糞が散らばっている。天気のいい朝には磨りガラスから柔らかい光が射す。私はお線香の煙がじゃがいもや石の間を漂っていくのを眺めている。そんな展示になればいいと思う。
キュレーション・アーティスト|森山 泰地
森山 泰地 MORIYAMA Taichi
1988年東京生まれ。自然環境下でのアースワーク的な作品や、自然物を用いたインスタレーションを主に制作している。また、アーティストユニット「鯰」のメンバーとしても活動している。主な展覧会に「There may be」ANNUAL BRAKE 2022 / The 5th floor(東京、2022)、「のけもの」3331 Arts Chiyoda屋上(東京、2021)、「こねられない粘土のマインド」上野の森美術館(東京、2019)など。
『濡れることについて』
2022年
6/ 感應寺 外壁
無料会場
開場時間:24h
小倉 孝俊 OGURA Takatoshi
1989年生まれ。東京都谷中出身。明治大学文学部卒業後立正大学宗学科に編入、身延山久遠寺で結界修業をした後僧籍を得る。平成25年度上期ジャンプ手塚賞受賞。ジャンプNEXTで「歪みの然」を掲載、となりのヤングジャンプにて教会を舞台にファンタジーにおける生と死や信仰をテーマに描いた「生と死のキョウカイ」を連載。純粋にぎゃふんと言わせたい。ぎゃふん。
『生と死のキョウカイ』
2017年